今一番新しいとされている生殖医療の情報として、世界の不妊治療の注目は、PGS(受精卵スクーリニング)です。
受精卵の細胞の一部を取り出し、その全染色体を調べ移植することで、高齢者であっても妊娠率を驚異的に上げ、流産率を下げることが判明してきました。
世界の人口比で95%で可能ですが、残念ながらまだ日本では本格的な取り組みは遅れています。

また卵の力を示す細胞内ミトコンドリアの数を測ることや、ミトコンドリアを注入・交換することなどが行われています。
現状で出来る方法としては、順調な卵分割を示す卵を選択するために、タイムラプス装置があります。
タイムラプス培養法のメリットは
1・培養環境の安定化・・・24時間の常時モニタリングが可能になり、環境の変化を受けずに発育状態を確認できる。
2・分裂パターンの確認・・・分裂のスピード及び分裂パターンが確認できる。
3・前核の確認・・・前核の存在確認により正常に受精が成功したのかが判定できる。
4・卵の現況説明が容易になる・・・当人が実際に状況確認が出来るので治療に対する納得が高まり、パートナーの協力も得やすい。
ここまで最新の生殖医療についての情報を書いてきましたが、この他にも沢山の新たな手法が生まれています。
例えば卵胞活性化療法(IVA)
簡単に言えば早期閉経患者に対する新たな治療法です。
NIPT(新型出生前診断)
染色体異常を調べる検査のことです。
これは今年、臨床研究から一般診療となりましたが、晩婚化に伴い高齢出産をする方が増えており、そのニーズはとても大きくなっているようです。
(つづく)



