精神科医である奥田弘美先生が唱える【脳ダイエット】。脳をダイエット仕様にすることで、どんな人でもみるみるスリムに、健康体型にリセットできるというものです。
嬉しいことに、脳をダイエットの方法はとても簡単で、特別な道具も食品を買い込む必要もありません。これはもう早速試したい!

痩せる脳の使い方 その3)
空腹感を我慢しすぎない3つのルール
今回は「空腹感を我慢しすぎない」ために実践する3つのルールについてお伺いしました。しっかり覚えて実践してみましょう。
― 朝食を抜いたりすることは、一番調整しやすいダイエットの方法に感じるのですが…。
(奥田弘美先生:談)
一見、そのように感じますよね。けれど、朝食を食べないことは体に空腹を我慢させていることになるのです。
寝る直前まで食べ物を食べていたという人以外は夕食を食べてから眠るまでに2~3時間が経っています。その後に6~8時間の睡眠をとって目覚めた時には、体はすでにガス欠状態です。そのため、何か必ずクチに入れてエネルギー補給をしてあげなくてはなりません。
朝食を食べないと1食分のカロリーが減らせるから無理なくダイエットができる、というのは大嘘です。
朝食を食べることで、血糖値が上がり体温が上昇します。
また交感神経が優位になり、体の活動モードがONになります。
つまり代謝が活性化した状態になるのです。
逆に朝食を食べずに食事の時間が空いて、空腹を我慢する時間が増えるほど、体は飢餓状態だと認識し、食べ物の吸収率を高めて、少しのカロリーでも生命維持ができるようどんどん代謝をさげてしまいます。
その結果、痩せるのではなく「太りやすい体質」になっていくのです。
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― 低燃費の体は、実は太りやすい状態の体なのですね!
(奥田弘美先生:談)
習慣的に、朝食を食べられないというような人は、簡単なもので構わないので何か少しでもクチに入れるようにしましょう。
朝、目覚めた時には血糖値がさがっている状態ですから、脳も十分に働かず、体もしゃっきり目覚めません。
何も食べないボーっとした状態で活動しているうちに10時ごろになると空腹を感じるようになる。けれど、会社にいたりすると、何か食べることはできません。
お昼まで我慢した結果、お昼にいきなり、大盛りのカレーライスや丼ものを駆け込む、ドカ食いをしてしまう。そんなサラリーマンの方は多いのです。
これでは、血糖値が一気に上がり、脂肪合成がどんどん進んでしまいます。
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― 自分にも思いあたる食べ方です。
仕事をやり終えてから、とついついお昼の時間を引き延ばして、その結果、一気にパスタを山盛り食べてしまいます。
(奥田弘美先生:談)
また、もうひとつ見直してほしいのが、仕事中はひたすら我慢して、夜遅く帰宅して22時や23時ごろ夕食をとりすぐに寝てしまうというパターンです。
人の体は寝ている時には起きている時よりも脂肪合成能力が高まります。
食べてすぐに寝てしまうと、その間も胃腸を動かして消化吸収していますから、朝起きた時には胃もたれして体が重く、朝食が食べられない。そしてお昼にはお腹がすきすぎてドカ食いしてしまう。こんな悪循環のサイクルになりがちです。
それでは、次に、空腹を我慢しすぎないためのルールをお伝えします。
1) 空腹を長時間我慢しすぎない。
1日1食のダイエットをしている人はいますぐ見直しを。朝食抜き、夕食を遅くまで我慢してしまう食事間隔の長すぎる生活は、すぐに改善する必要があります。
2) 1日3回、腹八分目。
1日3回食べるのが理想と言っても大前提は「空腹感をしっかり感じてから」が基本です。
そのために1食は腹八分目以下が理想です。
3) 食事の総量を3分割。
今まで1日2食の人は、その2食分の総量を3つに分割しましょう。
3食だからと言って、1食分をそのまま増やさないように注意してください。
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― 奥田先生、ありがとうございました。自分の食事サイクルを把握して、1食の食べ方をきちんと考えながら食べることも大切だと感じました。
次回も気になるテーマ「色で食べるものを選ぶ」です。 (続く)
脳ダイエットを詳しく知るには ≫
奥田弘美 著書 (扶桑社)
何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから


