最近の不妊治療の一環でのフーナーテストの結果(これは卵管の狭窄とか詰まりとかを調べる検査です)
一般的な通水の処置ではなく、空気を通すという、余り使われていない施術を受けた一人の女性が亡くなったとのニュースが流れました。
ましてやそのクリニックの院長は、不妊治療の第一人者であり、顕微授精を世に広める働きをなされたドクターです。
授かりたい一心で、妊娠率の高さを誇るそのクリニックに、他県から沢山の女性が集まって来るという声は、私も幾たびか耳にしておりましたので、とても人事とは思えず心に暗雲が立ち込めています。
私があえて今回のこのニュースを取り上げたのは、私の出会ってきた沢山の受講生を通し、不妊治療というものに疑問を持たず、余りにも簡単に安心して受け入れ選択されているという現実を知っているからに他なりません。

ウミヨガを受講される方々のほとんどは、高度の不妊治療を受け続けても、妊娠できなかったという経歴の持ち主です。
それだけではありません。
不妊治療を続けた結果、カラダそのものがボロボロになり、不妊と体調不良による二重苦に喘いでいる方も、少なくはありません。
ですから、表情が明るいはずも無く、正直申し上げて、疲れきる以上に疲弊しているのを感じてきました。これもまたウソ偽りの無い事実です。
女性として一番輝いているはずのこのときに、なぜこのように苦悶に満ちた表情で、歯を食いしばって自分の年齢を敵として戦わねばならないんだろう?
このことは、これまで行ってきたプログラムでは、解決できないと悟らされた大きな体験となりました。
その結果、ウミヨガでは脳や心を健やかにと改善し、整えていくプログラムが重点的に加えられています。レッスンが進むにつれ皆さんが生き生きとした表情を取り戻し、笑顔が絶えなくなり、明るさと希望に満ちていくのはそのことにほかなりません。
このように述べますと、いかにも私は不妊治療を拒絶している者であるかの印象を、皆さんに与えているかと思いますが、けっしてそうではありません。
むしろ、この文明に生きている恩恵が、不妊治療なのだと思っています。
ただ、不妊治療に走っている皆さんの在り方に、問題の種はあると思わされているのです。
本来、子を授かるということは、夫婦の営みあってこその結果でした。
生まれも育ちも全く別個の、しかも男性と女性という異性人のような二人が(これは男性脳と女性脳の違いを指しています)、自分の肉体の一部を結合させることで、ひとつになれるというのは、男女の最も祝福された形で、愛を語るにはこれ以上無い完成形だと私は思っています。
愛にも色々なモノがありますが、そのひとつに神様との愛があります。これはラヴではなくアガペーと呼ばれるものです。また、親子の愛、兄弟姉妹の愛、師弟愛、友人愛、など心の通い合うところに愛は存在します。
ただ、唯一無二の大きなかたちが夫婦の愛です。
これは生物学的に種の保存と言いますか、絶えることなき繁栄の法則とでも申しましょうか、私たちの遺伝子レベルで組み込まれている、書き換えようの無い愛のかたちだからです。
男女が惹かれあい肉体を交える事によって、この愛は実を結びます。
自然界では、どの草木でも実を結ぶ前には必ず花が咲きます。
花が実を結ぶまでには、何かの力を借りて受粉しなければならない訳ですが、私たちは草木のように、第三者の働きによってしかそれが出来ないのではなく、自らの気持ちと行動でその工程をクリアできるように設計されています。
私はここに人間の素晴らしさを思うのです。
ウミヨガでの妊娠率は驚くほど高く、高度移植専門のドクターでさえいぶかる程なのですが、その数値の半数が自然妊娠で、半数が不妊治療で成功を見ています。
つまり同じように不妊治療をしていても、「自分のカラダを良い方向に変化させれば、結果も自ずからよい結果へと変化をする」という証なのです。
年齢の高い方は特に、一度医療を受けますとそれしか見えなくなりがちです。
一度カラダを休めてカラダ本来の働きを活性させましょう!
そのようなアドバイスもすっと心にはなかなか受け止めてはくれません。
ですが、同じ事を繰り返しているうちに、否が応でも年齢は時と共に確実に高くなり、結果も遠くなっているというのが現実です。
その現実を客観的に冷静にみる勇気も、いまこそ必要な時なのでは無いでしょうか?



