Yogaの学びには、夫婦の営みについての教えもあるのですが、アーユルヴェーダというインド医学においても、真夏の厳しい自然環境の中では、出来るだけセックスの回数を少なくする。と、説かれています。
経典には、回数も書かれているのですが
・ 過ごしやすい季節には毎日でも。
・ 真夏には週に1回程度。
昨今の妊活事情は、通常が真夏日にも劣る回数なので、これはもうスルーするしかありません。
つまり私たちは、暑い時にはエネルギー消費量が増え、自らの健康体を守るだけでも一仕事になります。
それ故に元気に夏を過ごすには、セックスのように消費エネルギーが大きい行為は、慎んだほうが良いとされているのです。
とはいえ、消極的な夏の過ごし方をされるのは、少々もったいない気がします。

夏は自然界のエネルギーも高く、私たちの心身もそれに呼応するように出来ています。
それならば、夏は、ふたりが出会ったときの恋人だったころに戻り、照りつける太陽をものともせず、アクティヴに行動する日があっても良いのでは無いでしょうか?
海や山に出かけて、自然のエネルギーを全身で受け止め、日頃のストレスを開放したり、縛りの無い自由な時間を二人だけのために使って、二人一緒に過ごせるときを満喫して頂きたいのです。
そのように過ごす中で、お互いに求め合う気持ちが強くなれば、それこそが好ましい環境ですから、心身の欲するままに、大胆かつナチュラルな交わりを持つ絶好のチャンスではあると思います。
私が強くお勧めしたいのは、夏は頭から妊活の重石を外し、全てが自然体であって欲しいという事です。強いて言うなら、目論見や計算を除外した、ストレスフリーな時間に身を置いて過ごして頂きたいのです。
そのためには生殖医療を少しだけ、お休みするという選択肢もあろうかと思われます。
不妊治療に手を染められた方々にとって、この休むという決断は非常に不安なものでもあります。
月に一度しかない、せっかくの排卵を無駄にしてしまう。と、そのように考えてしまいがち。
けれど、それこそがトラウマです。
生殖医療を受けて授かった方々は、実は、早期に授かっている方がほとんどです。
何年も継続して治療されている方は、かえって逆に、あらゆる方向から、いつの頃からか「自分は自然妊娠出来ない」と、どこかにそのようなネガティヴな感覚が植えつけられ、医療一筋の道を盲目に突っ走ってしまいがちです。ですが、なにもせずに医療だけを続けていても、結果として無駄に年齢を重ねてしまうだけ。
結局のところ良い結果に繋がっていない現実を、私は妊娠のお手伝いに携わる現場で、嫌と言うほど目の当たりにしてきました。
不妊治療を受け、精子と卵子を体外で受精させて妊娠卵を作り、それを体内に移植するところまでは医療の力で出来るのです。
けれど妊娠卵を着床させ、育てて行けるのは、あなたにしか出来ない仕事です。
だからこそ、自分自身のカラダや心と対峙して、時にはあえて休息のときを持ち、満を期して仕切りなおす事も大切になります。
また、冷えを作るのも夏だということもお忘れなく。
冷えは万病のもとであり、妊娠を阻害する大きな要因となります。
それらを今一度しっかりと胸に受け止め、この夏を元気かつ楽しく謳歌されますように。



